リヴァプールのCL準々決勝までのスタッツまとめ

リヴァプールFCのチャンピオンズリーグの躍進を準々決勝までのスタッツを見て、読み解いてみる。

ゴール数33は、チャンピオンズリーグ参加クラブの中でトップ。ちなみに2位はPSGの27点、3位はレアルの26点。失点7も準決勝に進んだチームの中では、最小失点。数字が示す通り、偶然で勝ち上がってきたのではない。ただ、パス成功率82%は、準決勝チームの中では、一番低い。

攻撃を牽引するのは、トップの3人。33ゴール中28ゴール(85%)はマネ、フィルミーノ、サラーから生まれている。リーグでこそ、サラーの得点ランクトップの活躍が目立つが、CLでは、この3人がバランスよく得点している(左写真参照)。レアルのように約6割近くは、ロナウドの得点とは、わけが違う。ミルナーが7アシストと、CLアシストトップ。2位がフィルミーのアシスト5。この2人の貢献は大きい。

ディフェンスの最小失点は、クロップの掲げるゲーゲンプレス、カウンタープレスによるところが大きい。ボールを失うと前線からプレスをかけてボールを奪取し、サラーやフィルミーノといったヨーロッパでもトップスピードの攻撃陣がカウンターを仕掛ける(ちなみにメッシは28km/h)。セーブ15という数字は実は、準決勝に進んだチームの中では、極端に少ない。例えば、レアルは26、バイエルンは23。それだけ、枠内にシュートを打たせていないという事でもある。ただクロップのスタイルは運動量が相当必要なだけに、後半に失点を許すという場面がリーグのシティ戦やセビージャ戦などでも見かけられる。

パス成功率では、パスサッカーを掲げるペップのシティは89%、レアルも89%、バルサ88%、バイエルン87%、ローマ84%となり、リヴァプールの82%はヨーロッパのトップチームと比べると、さほど高くはないが、必要条件を満たしているということか。ボールを失ってもプレスをかけて、奪い返すので、現状でも十分なのかもしれない。