CL準決勝 リヴァプール対ローマ戦のスタッツ

リヴァプールが2戦合計7-6という点の取り合いを制し、2007年以来のチャンピオンズリーグ決勝進出を決めた。リヴァプールが逃げ切ったというところか!? いや個人的には、スコア以上に、スタッツ以上に、差があったように思う。スイッチが入った時のリヴァプールは止めようがない。ただそのインテンシティ(強度)を保てないのが弱点でもあるし、試合を完全に決め切れず、瀬戸際の試合をしてしまうところがある。では、実際に試合のスタッツをみていきたい。

第1戦のハイライトは👇


 

第1戦はリヴァプールのホーム、アンフィールドで行われ、5-2という結果に終わったが、サラーの2得点2アシストの活躍もあり、80分までは、5-0で、リヴァプールがローマを完全に圧倒していた。しかも1失点目は、アレクサンダー・アーノルドがクロスの対処を見誤って、ジャンプしたようにも見受けられ、それをジェコに決められた。2失点目は、シュートがミルナーの手にあたり、ハンドボールというアンラッキーなものだった。スタッツを見ると、ポゼッションこそ最終的には、五分五分だが、72分の段階では、リヴァプールは56%だった。枠内シュート数を見ると、リヴァプールはローマのほぼ倍で11。枠内シュート率はリヴァプールが55%なのに対し、ローマは43%だった。5得点という結果が示す通り、決定機は確実にリヴァプールの方が多かった。

第2戦のハイライトはこちら👇

第2戦はローマのホーム、スタジオ・オリンピコで行われ、4-2(2戦合計6-7)だった。ローマが第1戦の敗戦から同点に追いつくには、3点差をつけなかればいけないという状況で、前半9分にリヴァプールのマネに得点され、厳しい試合展開となるも、15分には、ロヴレンのクリアがミルナーにあたり、オウンゴールという形で追いつく。しかし、25分にリヴァプールに逆転され、1-2で前半を折り返す。そして、52分にはジェコが同点に。86分にはペナルティエリアの外からナインゴランが得点を決め、3-2で逆転するのがやっとだった。ハイライトにはないが、ナインゴランの得点後のリアクションが遅すぎた得点という事を物語っていた。後半ロスタイムにリヴァプールのハンドボールでPKとなり、これを決め、最終的には4-2。

この試合、リヴァプールはチャンスを作り、決め切れない場面もあったが、アウェイで効率の良い試合をして、リードで後半をむかえ、ローマの士気を削ぐ事に成功した。ポゼッションもパス成功率もホームのローマが上回ったが、枠内シュート率はリヴァプールが約45%なのに対し、ローマは26%。ローマはシュート数のわりには決定的場面をあまり多く作れなかった。

全体として、ゲーム運びという点で、リヴァプールは、経験不足からか、危うさが目立つが、それでも、常に先制し、2戦目は敗れたはしたが、2戦合計という意味では、ローマに試合のペースを握らせなかったと言っても過言ではない。