ワールドカップ: 決勝進出したチームのスタッツ

今回、日本代表は、南アフリカ大会以来のベスト16進出を決めた。パス成功率、枠内シュート成功率などのスタッツにおいても、他国と遜色ないようにも見える。ただ個人的に試合を見ていて、凄く良くなかったか?と言えば、ハッキリそうとは言えない。運も実力のうちだが、コロンビア戦はラッキーだったし、戦意を喪失したポーランド相手に不甲斐ない戦いをしたようにも思える。ただマルセイユで活躍する酒井や、リーガプレーする乾は、ここぞという時には目立って、いいプレーをしていた。

単純なスタッツを見てみると、良くなっていない理由がハッキリしてくる。ベスト16進出にしたチームの攻撃(1試合あたりゴール数、ゴール成功率)と守備(失点数)をスタッツを比較してみた(ベスト16ウルグアイ対ポルトガル終了時点)。

1試合あたりのゴール数で順位をつけてみると、ベルギー、ロシア、イングランド、クロアチア、スペインがトップ5に入る。ベルギー、ロシア、イングランドは、相手にも恵まれたとも言えなくもない(ベルギー、イングランドはパナマ、チュニジアとロシアは、サウジアラビア、エジプトと対戦)。クロアチアはいいメンバーが揃っている事はわかっていたが、強豪国を抑えて、ランクインしたのは正直、意外だった。

ここで日本を見てみると、14位という結果で、ベスト16に進出したチームの中では、下から数えた方がいいという結果になる。ゴール成功率では、11位という結果になるが、PKが含まれている為、この値が良くなっているとも言える。決して決定力不足が解消したとは言い難い。一方、コロンビアは、初戦で日本相手に面を食らったものの、1試合あたりのゴール数は8位、ゴール成功率では2位で、前回準々決勝に進んだ実力は、やはり侮れない。

また、苦しみながらベスト16に進出し、フランス代表に破れたアルゼンチンは、時折、トップレベルのプレーを見せるものの、全体としては、やはり不甲斐ない戦いだった事が、1試合あたりのゴール数、ゴール成功率を見ても伺える。特に相手は、メッシを警戒し、コンパクトに引いて守っていたので、攻撃で崩せなかった。


一方、守備のスタッツ(失点数)を見てみると、日本は10位タイという結果でやはり下から数えた方が早い。日本よりも、ゴール数も失点数も成績が悪いのは、メキシコという事になるが、対戦相手がドイツやイタリアを破ったスウェーデンという事を考慮すると、日本がもしメキシコと戦って勝てるかと言われると、答えはノーに近い

ゴディン、ヒメネスを要するウルグアイの守備の堅さは、スタッツを見てもうなづける。ここでもクロアチアが2位に入っており、攻守のバランスの良さが伺える。また、ブラジル代表は、攻撃陣にタレントがいるものの、攻撃のスタッツはあまり良くないが、守備では、アリソン、チアゴシウバを要し、守備が堅いとも言えるが、メキシコ相手にどう戦うか、注目である、

守備の最下位は、アルゼンチン。不甲斐ない戦いぶりは、やはり数字となっても表れていた。そして、14位のポルトガルも、ウルグアイに破れた(注意: アルゼンチン、ポルトガル破れた後の結果も含まれてはいる)。

スタッツを見て思うのは、やはり攻守のバランスが大事である。そういう意味では、クロアチアがどこまで躍進できるか、注目である。