ワールドカップストーリー: ルイス・スアレス

ワールドカップとルイス・スアレスと聞けば、誰もが”噛みつき”と答えるだろう。そして、日本、海外問わず、メディアは彼を問題児扱いしてきた。愚かだと思う人もいるだろう。

でも、個人的な見方はそれとは全く違う。彼の強い気持ちに心を打たれる。それがスアレスをヨーロッパでトップのストライカーにした理由でもある。

アヤックスの元監督で、バルセロナでもプレーした、フランク・デ・ブールは、アヤックスにいた時のスアレスを次のように語っていた。「ピッチの外では、とてもフレンドリーやつだった。みんなに挨拶していた。(でも、ピッチに入ると)何かのスイッチを押したかのように、違う人間になるんだ。とにかく得点したがっていた。どうやって得点するかは重要ではないんだ。それがたとえズルをしようと関係ない。」

スアレスも自身の自叙伝で次のように語っていた。「ダイブ(わざと倒れる事)や噛みつきは、本当に勝ちたくて、した事だった。」

フローニンゲンの元監督のロン・ヤンスはも次のように語っていた。「噛みつきを初めてとする悪い行為をフットボールのピッチでする事が、正しくない事はスアレスがよくわかっている事さ。」

ウルグアイにいた頃のスアレスのガールフレンドは、ウルグアイからバルセロナに移住した。そして、それを追いかけるように、スアレスもヨーロッパへ。オランダのフローニンゲンに移籍した。

そして、リヴァプールで活躍し、ガールフレンドと結婚したスアレスにとって、バルセロナの移籍は夢だった。奥さんにもブラジルワールドカップで、イタリア代表のキエッリーニ噛み付いた事件は、大きく取り上げられ、予想以上の罰則が課されたが、実は、リヴァプールからバルセロナへの移籍を実現する為にやったのでは?との憶測もある。

オランダやリヴァプールで噛み付いていたスアレスも、バルセロナでは、さすがに噛み付いていない。

スアレスの友達は、スアレスについて、次のように語った。「彼の質の高さ、ハート、ガッツ、ハングリーさは、彼がプロ・フットボーラーになりたかった若い頃と全く変わっていないよ。」