イングランド代表とクロアチア代表の戦術プレビュー

イングランド対クロアチアの準決勝を控え、簡単に戦術を振り返りたい。

イングランドは、3-1-4-2のフォーメーションを採用。
メンバーは、決勝進出を決めて、メンバーを温存して戦ったベルギー戦以外は、写真の通りの固定メンバー。

イングランドの強みはセットプレーや空中での競合い/フィジカルプレーで、ここまで5試合11得点中5得点(約45.4%)がヘディングからである。またPKから3得点している(約27%)。攻撃を牽引するのは、大会得点ランキングトップのハリー・ケインで、11得点中6得点を決めている。

クロアチア戦に向けて、弱点をあげるとすれば、ウォーカーの守備だろうか。特に空中戦は他のマグワイア、ストーンズに比べて弱い。ウォーカーの身長は178cmで、ここに190cmmのマンジュキッチをあててくると、チャンスが生まれる可能性もあるだろう(チャンピオンズリーグでユヴェントスのマンジュキッチとカルバハールのミスマッチがいい例)。

 

 

 

次はクロアチア🇭🇷。

クロアチアの1つの形は、モドリッチとラキティッチを深い守備的な位置に置き、マンジュキッチの後ろにクラマリッチを配置する4-2-3-1のかたちだ。ロシア戦や、ナイジェリア戦ではこの形で戦った。
一方、ブロゾビッチを守備的なミッドフィルダーに置き、モドリッチとラキティッチをより攻撃的な位置に配置する4-1-4-1も採用している。アルゼンチン戦やデンマーク戦ではこの戦い方をした。ブロゾビッチを配置した方が攻守のバランスは良い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クロアチアは、4-2-3-1で戦う場合、モドリッチ及びラキテッチとディフェンスとの間にできるスペースを上手く使われないように注意したいところだ。

尚、ここまでのイングランドのスタッツは下記の通り。
-得点(1試合あたり)     2.2得点
-失点数(1試合あたり) 0.8得点
-パス精度 85%
-ポジェッション 55%

クロアチアのスタッツは下記の通り。
-得点(1試合あたり)     2.0得点
-失点数(1試合あたり) 0.8得点
-パス精度 80%
-ポジェッション 56%

上記スタッツだけを単純比較すると、イングランドのほうが、得点率、パス精度は若干高い。だが、個人的には、タレントでは、クロアチアも劣ってはいないと思う。ただクロアチアはベスト16, 準々決勝とPK戦まで戦っており、ラキティッチやモドリッチの体力消耗が多少懸念される。