フットボール戦術: フォーメーション4-5-1/4-1-4-1

今日紹介するのは、4-5-1/4-1-4-1。このシステムは比較的柔軟なシステムと言えるかもしれない。その理由は後述する。

ミッドフィルダーのポゼッション率を上げ、相手がパスを出しにくい布陣にするには、4-5-1は、しばしば選択肢として用いられるフォーメーションである。とりわけ、ノックアウト方式の戦いで、負けを避けたい場合に有効であるだろう。守備的には硬いが、攻撃時においては、攻撃のテンポをコントロールするにはやや欠ける。このシステムの下では、型にはまらない攻撃をする事は難しい。

4-1-4-1(写真はバイエルン・ミュンヘンのCL準決勝の布陣)は、4-5-1のバリエーションの1つとして、見なされている。今日のゲームにおいて、人気があるフォーメーションである。この場合でも、通常は、3人のセントラル・ミッドフィルダーが配置される。

記憶では、日本対ウクライナ戦の親善試合で、ウクライナは、4-1-4-1で守っていたと記憶している。この時、日本は中盤のパス回しに明らかに苦戦していた。

強み
ピッチ中央に、多くの選手が配置され、ポゼッションを優位に進める事が出来る。ボールを失うと、ボールを奪い返す為に、ストライカーが下がって、守る場合もある。この場合、4-6-0という陣形になり、相手が切り込む事はとても難しい。

攻撃における順応性もある。2人のワイドミッドフィルダーを高い位置に押し上げる事で、交代枠を使わずしても、4-3-3に近いフォーメーションとなる。ゲーム開始は、しばしば4-3-3のフォーメーションの陣形を取ったかと思いきや、リードすると、4-5-1の陣形に変更する。中央の守備的ミッドフィルダーを失わず、ワイドスペースに配置された選手がプレーを臨機応変に変えることで、ゲームの流れに適応する。

ジダンは、4-3-3のフォーメーションを用い、守備の時には、相手に応じて、4-5-1の陣形で守っていた。

弱点
ピッチ中央を支配する事にフォーカスした結果、ストライカーがしばしば孤立する事がある。4-2-3-14-3-3ほど、ストライカーをサポートする体制ではない。結果として、リードされてから、このフォーメーションで戦う事は難しい。

また、この陣形でカウンターを狙う事も難しい。ストライカーは、ミッドフィルダーが攻めがる為に時間を稼がなくてはいけない。こうなると、相手ディフェンダーは守りやすくなり、カウンターで得点出来るチャンスは少ない。

どのチームがこのフォーメーションを適用しているか?
バイエルン・ミュンヘン(チャンピオンズリーグ), レアルマドリード(相手に応じて、4-3-3を用いた時の守備時), クロアチア代表 等

どの相手に適しているか?
4-3-34-5-1/4-1-4-13人のセントラル・ミッドフィルダーを配置し、4-3-3に対抗する。ワイドスペースに配置されたミッドフィルダーは、敵のワイドスペースでの攻撃のオプションを防ぐ。