PSGでのトゥヘルの戦術

パリ・サンジェルマンのトゥヘル監督は、フットボールにおけるイノベイター(革新者)として知られ、日本人選手には、お馴染みの監督かもしれない。マインツ時代に岡崎が、ドルトムント時代には香川がトゥヘルの下でプレーしている。岡崎に関しては、トゥヘルが移籍市場で獲得したほどだ。トゥヘルは、リーグ・アンのリーグ戦で開幕から5連勝を飾った。フランスのスーパーカップ戦も含めると、6連勝で、これは、歴代のパリ・サンジェルマンの監督の中でも記録となる。今日はチャンピオンズリーグ前にそんなトゥヘルの戦術の概略をみてみたい。簡単なプロフィールは下記の通り。

【プロフィール】
名前: トーマス・トゥヘル
国籍: ドイツ
生年月日: 1973年8月29日 (45歳)
主な監督経験:
アウクスブルク II (2007-08), マインツ(2009-14), ボルシア・ドルトムント(2015-2017), パリ・サンジェルマン(2018-)
主なタイトル:  DFBポカール(2016-17), 
トロフェ・デ・シャンピオン(フランス スーパーカップ) (2018-19)

【戦術】
トゥヘルは、相手チームの強みと弱みを考え、チーム作りする為、フォーメーションを頻繁に変える事も有名である。4-1-4-1, 4-1-3-2, 4-2-3-1, 3-3-2-2といったフォーメンションを採用していた。パリ・サンジェルマンでは、ここまで、歴代監督が採用してきた4-3-3を最も多く採用し(3試合)、その他に、4-2-3-1と3-4-1-2を各1試合ずつ採用している(3-4-1-2に関しては、上手く機能せず、後半に4-2-3-1に戻している)。彼の戦術の軸は、ゲーゲンプレス (カウンタープレス)ポジショナルプレー、ポゼッションである。また、ダイヤモンド(時にトライアングル)を形成し、ショートパスを多用する。

第5節 サンテティエンヌ戦
第4節ニーム・オリンピック戦

第5節サンテティエンヌ戦の4-3-3のフォーメーションだった。この時は、ブラジル代表から戻ってきたネイマールの疲れを考慮し、ネイマールを休ませたが、ドラクスラーのポジションに通常はネイマールが入る。ディ・マリアのポジションには、出場停止だったムバッペが入ってもおかしくない。またキーパーには初戦と第2節で出場したブッフォンもいる。トゥヘルは4-2-3-1もお気に入りのフォーメーションであり、第4節のニーム・オリンピック戦のフォーメーションもオプションとして十分に考えられる。トゥヘルは、ブラジル代表でセンターバックのマルキーニョスを守備的ミッドフィルダーとして、ラビオと共に新たに起用しているところが他の監督とは違ったところだ。このポジションでプレーしてきたチアゴ・モッタが36歳になり、毎試合レギュラーとしてプレーするには、かなり難しい。トゥヘルは、マルキーニョスの事を「早く、空中での競合いも強く、チームの為に進んで自分を犠牲にできる選手で、そうした資質が守備的ミッドフィルダーに向いている」と語っている。

チャンピオンズリーグ初戦では、ブッフォンとヴェッラッティは昨シーズンからの警告もあり出場停止である。初戦でリヴァプールとどんな試合をするのか楽しみでもある。おそらくアウェイの為、より堅実な4-2-3-1のフォーメンション(左サイドバックには、ベルナトが入ると思われる)で戦うのではないだろうか。

最後にここ2試合のハイライトを見てみたい。サンテティエンヌ戦のハイライトは↓

ニーム・オリンピック戦のハイライトは↓3点目のムバッペのトラップは素晴らしい⚽️

 

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