ボルシア・ドルトムント, ファーヴルの戦術

ブンデスリーガのトップを走るドルトムントは、未だ負けていない。そして、リーグ戦だけでなく、チャンピオンズリーグでも好調を維持している。リーガで第10節を終わって、5失点しかしていないアトレティコ・マドリードを相手にホームで4-0と快勝した。今日はそんなドルトムントの戦術を見てみたい。

まずはアトレティコ戦のハイライトから↓


ドルトムントの監督であるファーヴルの簡単なプロフィールは下記の通り。
【プロフィール】

名前: リシュアン・ファーヴル
国籍: スイス
生年月日: 1957年11月2日 (60歳)
【主な監督経験】
FCチューリッヒ (2003-07), ヘルタベルリン(2007-09),ボルシア・メンヒェングラートバッハ(2011-2015), ニース(2016-2018), ドルトムント(2018-)
【主なタイトル】スイス・スーパーリーグ(2006,2007), スイス・スーパーカップ(2005)

ファーヴルは、若手の育成に定評があり、ボルシア・メンヒェングラートバッハ時代には、現ドルトムントのマルコ・ロイスや、バルセロナでプレーするテア・シュテーゲン、アーセナルのジャカ等が彼の下でプレーしている。

【フォーメーション/戦術】

CLアトレティコ・マドリード戦のスタメン

ドルトムントの基本的なフォーメーションは4-2-3-1
守備の時には、4-4-1-1、もしくは、4-1-4-1に変わる。

(戦術の特徴)
・ポゼッション重視
・辛抱強い攻撃の組立て
・スピードの早い攻撃
・組織化されたディフェンス

守備では、ボールを持っている相手にプレッシャーをかけて、相手がバックパスを出した時か、自陣に攻め上がった時に激しくプレスをかける。パスコースを遮(さえぎ)り、ロングボールを蹴らせることもある(下の写真の通り)。
また、守備のもう1つのポイントは、中央の守備を固めて、サイドでプレーさせ、プレスをかける。

攻撃では、後方から組み立てる。守備のザガドゥ、ディアロ、アカンジは、パスも出せれば、相手を交わす事も出来る。ベルギー代表のヴィツェルとデレイニーは、比較的下がって、相手攻撃陣とミッドフィルダーの間のエリアで、ボールを受ける事が多い。そうする事で、ディフェンス陣のパスの選択肢を増やすとと共に、前の空いたスペースへパスを供給する事が出来る。

ドルトムントの攻撃におけるタレントは豊富で、バルセロナからローンで移籍したアルカセルがブンデスリーガの得点ランキングでトップタイの7ゴールを記録しており、次いで、ドイツ代表のロイスが5ゴール、3アシストを記録している。他にも、アメリカ代表のプリシッチや、ドイツ代表のゲッツェ、マクシミリアン・フィリップ、イングランド代表のサンチョ、ラーセンなどタレントは豊富におり、日本代表の香川もその攻撃陣の一員である。

攻撃の要は、ファーヴルの教え子で、キャプテンでもあるロイスだ。ロイスは前線のポジションならどの位置でもこなす事ができ、スピード、テクニック、スペースを見つける能力に長けている。ドルトムントは、攻撃では、ピッチを広く使い、フルバックとウィンガーでサイドを重点的に攻めて、ハーフスペースへウィンガーが切り込んだり、中央を重点的に攻めて、サイドに開き、中央へクロスを入れて、得点を狙う(下記クリップ参照)。

今シーズンのドルトムントはどこまで躍進出来るのだろうか!?

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