2018-19 チャンピオンズリーグ優勝候補予想

リーグ戦の約1/3が終わり、CLのグループステージの戦いも後半戦に突入する。今日は、ここまでの試合を見て、個人的に思うチャンピオンズリーグの現状の優勝候補とそれに伴うスタッツ、オッズを紹介したい。

まず個人的な所感では、現状、バルセロナか、ユヴェントスが優勝するのではないかと思う。何故、マンチェスター・シティを挙げていないかは後述したい。

バルセロナとユヴェントスは、リーグ戦とチャンピオンズリーグのグループで首位に立ち、安定した結果を残しており、チームの完成度も高い。バルセロナは、先週ホームで行われたレアルとのクラシコでは、メッシやユムティテといった主力を怪我で欠いたが、5-1と圧勝した。ロナウドを要するユヴェントスもホームで2位(対戦時点)のナポリを相手に3-1と快勝した。こうして、両チームともリーグ戦及びチャンピオンズリーグで優位に立っており、アドバンテージを得ている。ただチャンピオンズリーグは長期的な戦いでもあり、選手の怪我も大きくチームのパフォーマンスに影響するので、現状のチームの完成度から見た予想と言わざるを得ない。

ここからはリーグ戦とチャンピオンズリーグのスタッツと共に各チームをみてみたい。

バルセロナは、リーグ戦の成績から、得点数は、他のチームと比べて、1試合平均2.8得点とトップ。枠内シュート率も56%と一番高い。そして、チャンピオンズリーグのスタッツはリーグと比べて、良くなり、1試合平均3.3得点、枠内シュート率61%とこちらもトップの数字だ。パス成功率もトップタイの89%である。これが完成度が高く、優勝候補たる理由でもある。チャンピオンズリーグでの失点数はそこまで高くはないが、リーグ戦の失点数は最下位で、トップチームと戦った場合、若干ディフェンスに不安が残るかもしれない。

レアルマドリードは、ソラーリ新体制になった為、今後の成績については、なんとも言えないが、過去3年連続優勝しているとはいえ、チームは下降ぎみと言わざるを得ない。アセンシオやジュニオールといった若いタレントはいるが、安定的に結果を出せる、経験豊富なロナウドがいなくなったのは大きい。またベイルは怪我がちなのも気にかかる。スタメンのミッドフィルダーやディフェンダーの誰かを怪我で欠くとチーム戦力に影響するだろう。ただパス成功率は、リーグ戦とCL共に最も高いチームの1つである。

マンチェンスター・シティは、今年もリーグ戦で好調を維持している。リーグの失点数(1試合平均)は0.3点と他のチームと比べると最も低い。またパス成功率も最も高い89%と最も高い記録である。気になるのは、ワールドカップで過密日程だったこともあってか、主力のデ・ブライネが怪我がちであることと、チャンピオンズリーグのスタッツである。リーグ戦と比較すると、枠内シュート率は38%と、約17%も落ちている。シティは、トッテナムレベルには勝てても、それよりレベルが高くなると、選手が若干パニックになる時があるし、勝ちきれるかどうかは疑問に思う。昨シーズンのリーグ戦、及び、チャンピオンズリーグのリヴァプール戦がその一例である。優勝するには若干経験が不足していると思う。今シーズンはビッククラブが苦戦しており、組み合わせ次第でもあるが、ベスト4までは勝ち上がっていくのでないか。

リヴァプールは、リーグ戦では、チェルシー、アーセナル、マンチェスター・シティと対戦し、いずれも引き分けを喫しているが、守備はアリソンが加わり、安定したのは間違いない。リーグ戦の失点率は、マンチェスター・シティに次いで2位の0.5点。リーグ戦の枠内シュート成功率は、52%3位。チャンピオンズリーグでの枠内シュート率は、55%とバルセロナ、ユーヴェに続き、こちらも3位だが、得点率は2位につけている。リヴァプールは4-3-3のフォーメーションでメンバーを固定すぎると、アンチェロッティのナポリや、マンシティのグアルディオラといった監督に、対応されかねない。

ユヴェントスは、リーグ戦でもチャンピオンズリーグでも未だ無敗である。リーグ戦のスタッツは他と比べると特筆する事はないかもしれないが、あえて言うなら、キエッリーニとボヌッチをはじめてとする守備が堅いところだろう。1試合平均失点は1.0以下。2位インテルと勝ち点6差をつけている。チャンピオンズリーグでは、失点数は、未だ無失点とトップ。パス成功率もトップタイの89%。枠内シュート率もバルサの次に高い59%(ただバレンシア戦でのPKが大きいかもしれない)。ロナウドは、リーグ戦では、どんどんチームに馴染んできており、得点だけでなく、アシストも記録している。こうした活躍がチャンピオンズリーグでも出していければ、ユーヴェは経験値、戦術面といった点でも長けており、2014-15, 2016-17シーズンに続く決勝進出も見えてくる。

バイエルン・ミュンヘンは、リーグ戦序盤こそ、好調なスタートを切ったかに見えたが、9月下旬から10月上旬にかけて、調子を落とし、現在リーグは2位。今週末にアウェイでおこなわれる首位ドルトムントとの一戦でコヴァチ監督の手腕が問われる事になるだろう。ただ2012-13シーズンにチャンピオンズリーグで優勝して以降、準々決勝が最低成績で、ほぼ毎年準決勝まで進出している。レヴァンドフスキやハメスをはじめとするタレント揃いのチームは、これからどの程度、調子を上げてくるかにかかっているだろう。

イギリスのデイリー・スターが紹介したCL優勝オッズは以下の通り。
1位 マンチェスター・シティ 4.5倍
2位 バルセロナ    5.0倍
3位ユヴェントス 5.5倍
4位バイエルン・ミュンヘン, レアルマドリード  7.5倍
6位PSG 8.0倍
7位リヴァプール 9.0倍
8位アトレティコ・マドリード 10.0倍
9位マンチェスター・ユナイテッド 25倍
10位ナポリ 33倍

個人的には、PSGは決勝トーナメントに進出できたとしても(現在、グループステージ3位)、準々決勝止まりのように思う。アトレティコ・マドリード、ドルトムント、ナポリがどこまで強豪を苦しめる事が出来るかも、見物(みもの)でもある。