戦術: チェルシー VSマンチェスター・シティ

今回、チェルシーがプレミアリーグ無敗のマンチェスター・シティを破った一戦の戦術を紹介したい。試合は、チェルシーのホームスタジアム、スタンフォード・ブリッジで行われた。

まずはハイライトから↓ (約45MB) (Twtter ブラウザの場合、デスクトップバージョンをクリック)

 フォーメーション

チェルシー
マンチェスター・シティ

 チェルシー、マンチェスター・シティ共に、4-3-3のフォーメーション。チェルシーはアザールを、シティはスターリングをフォルス9(偽9番)で起用した。

チェルシーは守備時には、4-5-1のフォーメーションを取っている(下記写真は中盤で5人の選手が横並びなのが伺える)。チェルシーの狙いは、守備時に中盤の人数を増やすことで、パスコースを消す事だった。一方、マンチェスター・シティは、サイドバックが中に絞るのではなく、ほぼフラットのまま攻撃を組み立てている時があった(写真の通り)。この理由は後述する。

シティの攻撃は、意外とワンパターンだった。
右のマフレズ、左のサネが下がって出来たスペースへ、ベルナルド・シウバとダビド・シルバがそれぞれ走り込むというパターンだ(図の通り)。場合によって、その後、マフレズとサネが中央に走り込む。しかし、チェルシーは、コヴァチッチやカンテが下がって、これに対応していた。また、シティは、スターリングが、マフレズやサネとポジションチェンジをするが、基本的には、ベルナルド・シウバとダビド・シルバが空いたスペースに走り込む動きは変わらない。

シティは、攻撃を組み立てる時(ディフェンスラインがフラットな時)に、チェルシーが前線からプレスを仕掛けて来るのを誘うことで、ディフェンスラインの裏の空いたスペースへロングボールを送り、スターリングがドリブルで仕掛けるという狙いがあったが、前半の15分以降、機能しなかった。

マンチェスター・シティは守備では、前線の高い位置からプレスを仕掛ける(写真の通り)。チェルシーは序盤こそ、シティのプレスに苦しんだが、1点目の得点シーンは、パスに長けたダヴィド・ルイスのロングボールで、プレスをかいくぐり、結果的に、ディフェンダーがアザールに引きつられ、ペナルティーエリア内の空いたスペースをシティのサネがカバーせず、そこに走り込んだカンテが決めたのだった。後半、シティがプレス疲れしたのと、チェルシーのペドロやウィリアンが下がることで、パスの選択肢が増え、チェルシーはボールを回しやすくなり、リードもあってか、自信を持ってプレーするようになった。

結果的として、サイドバックの裏のスペースを上手く使って攻めたのは、チェルシーだった。


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